1997年から使い続けてきた洗面台が古くなり、更新しました。
タッチレス水栓、2段引き出し、スウィング三面鏡、水栓が上から出ているなどの条件よりTOTOオクターブを選択、色はオーブグレージュ、体重計収納も付けました。

上の写真は古い方の洗面台です。
28年経過し、これまで何度か水漏れが発生、都度修理してきましたが、最近シングルレバー混合栓からも水漏れが発生、カートリッジ交換や特殊工具など少々費用がかかるため、コーキング処理で漏れた水が洗面ボウルに流れるようにして、しばらく放置していました。
漏水量は一晩で洗面ボウル8分目ほど、1日50約リットル、月に約1.5m3と推定しました。

洗面ボウル下の物入れです。
これまで何度かの水漏れもあって、湿気による傷みも見られます。
とてもシンプルです。

すでに取り外した後ですが、三面鏡の上にはウォールキャビネットがありました。

ウォールキャビネットはそれほど傷んでおらず、ジモティーで活用いただける方に引き取っていただきました。

古い洗面台一式を取り外したところです。
壁紙クロス、クッションフロアは過日リフォーム業者に張り替えてもらったばかりなのできれいです。

新しい洗面台の下部から設置していきます。

裏板には給水栓の位置に予め穴を開けておきます。
さらに、上の写真下部の体重計収納部には、けこみ板の切り取りや部品の取り付けなど、設置前に加工が必要です。

水栓ユニットを取り付けます。
水が上から出るタイプなので、洗面ボウル奥側の平坦部分がなく、汚れにくい作りになっています。
更新前の洗面台はシングルレバー混合栓が下から出ており、その台座となる平面部に汚れが蓄積しがちで、掃除もしにくい場所でした。

洗面ボウル下で給排水管の接続、電気配線類の接続を行っていきます。

拡大するとこんな様子で、かなり複雑なうえ、手も工具も入りにくい狭い場所での作業となります。
サーミスタ(45℃以上のお湯をストップ)、タッチレス水栓の電動バルブ、タッチレス照明、各センサー類を接続します。
今回、寒冷地仕様を注文、電動バルブの上に接続している寒冷地用水抜栓を取り付けましたが、不要かなと思いました。
三角ハンドルがついている給水栓にも水抜栓があり、トラブルの元が増えるだけなので、今後、水漏れなどでいじる機会にでも取り外そうと思います。

三面鏡も取り付け完了です。

これまでの観音開きの物入れは物の出し入れにしゃがむ必要がありましたが、2段引き出しは楽に物の出し入れができます。
収納量も大きく大変使いやすいです。

三面鏡裏の収納も使いやすく、収納量もアップしました。
電動歯ブラシ用のコンセントも便利です。
以上、作業時間はだいたい5時間と想定していたところ、実際には7時間ほど要しました。
かなり複雑であるため、組立・設置についての施工業者向けの動画もあります。
上記一式通販で約23万円でしたが、受け取りは平日昼間、時間指定はできず、ドライバー一人で配送のため必ず男性が待機・手伝いすることが必要で、1日休暇を取りました。
(2025/8/10追記)
三面鏡の上方に取り付ける物入れ、「クイック昇降ウォールキャビネット」の取り付け状況を追記します。
軽い力でハンドルを引くだけで、扉が自動で開き、収納部が下に降りてくるものです。
昇降機構にスペースが取られ収納量は減りますが、物の出し入れが低い位置でできるため、使い勝手は格段に良くなります。
これまでの観音開きの物入れは、手が届きにくいためあまり使われず、特に奥の方には何が入っているかさえ不明な状態でした。

昇降機構付きのため重量が24.5kgとかなりの重さです。
また、両側の壁の幅がちょうど75cmで数mmの余裕しかありません。
さらに、三面鏡には乗せるなとあります。
そして、壁に固定する際には、収納ラックを手前に引き下げた状態でねじ止めしなくてはなりません。
説明書には、壁固定の作業は必ず二人以上でおこなうこととありますが、どう考えても複数人が入れるスペースもなく、人力だけで取り付けるのは厳しいと思えました。
購入前は、昇降機構や収納ラックを一旦取り外し、箱だけの軽い状態で壁固定を終え、後でそれらを再取り付けすることも考えていましたが、現物を見るとかなり手間がかかりそうで断念しました。
そこで上の写真の様に、手持ちの材料で仮設の架台を組み重量を支えつつ、車用の電動油圧ジャッキ(車載用パンタグラフジャッキでも十分ですが)で高さ調節を行う方法としました。

何とか持ち上げて、ギリギリの壁の間に入れ、仮設架台の上に載せ、ジャッキアップしました。
あまりにも左右の幅にゆとりがなく、重さと大きさもあって自由が利かず、少し斜めになっただけでも挟まって動かなくなり、貼ったばかりの壁紙クロスが少し破れてしまいました。

収納ラックを手前に引き下げた状態で、かなり辛い態勢で何とかねじ止めし、取り付け完了です。
重いものを入れた想定で体重をかけてみたり、地震力がかかった想定でグイグイ揺さぶってみたりして、しっかり固定されたことを確認しました。

洗面台一式更新はこれで完了、色は上下ともにオーブグレージュ、統一感もあり、まずまずの出来かと思います。

収納ラックを引き下げた状態です。
かなり下まで降りてくるので手が届きやすく、使いやすいです。
実質約6万円でした。
今後、キッチンの更新も予定しており、キッチン上部はこのタイプの物入れを検討します。
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