1997年オール電化住宅を建て、しばらく安いエネルギーを享受してたところ、2011年東日本大震災で北海道の泊原発も停止、それから特に深夜電力料金が爆上がりです。
1kWh約6円→約25円!涙。
泊はなかなか再稼働する気配もなく(西日本は次々と再稼働したのに…)、もう諦めて暖房は2023年冬から石油ファンヒーターに変更しました。
給湯については対処が遅れていたところ、この度やっと交換できました。

上の写真は交換前の電気温水器の様子です。
手前に自分で取り付けた棚があり大変見えにくいですが、奥の白い円柱状のものが電気温水器、その右手側には洗面室との仕切り壁がありました。

電気温水器の型番はHE-4651-B、460リットルの大型タイプです。
給湯の電気料金は年間約17万円と推定していました。
設置後28年経過しており、いずれにしても交換時期です。
2018年の胆振東部地震では配管からお湯漏れが発生、修理に6万円もかかりました。
自分で修理したかったところですが、遠くに単身赴任中でどうにもなりませんでした。

手前の棚を撤去、仕切り壁のクロスをはがしたところです。

続いて仕切り壁を撤去しました。
灯油ボイラーは壁掛け式とし、スペースを広く使いたいと考えました。
この壁ですが、一応、撤去しても構造上問題がないかミサワホームに確認しましたが、問題があるので撤去してはいけないとの回答でした。
ん~、メーカーとしてはそうとしか回答できないでしょう。無駄な問い合わせでした。
もし、地震で被害が発生したときには、仕切り壁の撤去と無関係だとは言えないと思うので。
たかが幅90cmの壁であり、屋根に雪が満載状態で強い振動を受けるケース以外は問題ないでしょう。
廃材は適当な大きさに切って縛り、一般ごみとして廃棄しました。
石膏ボードは札幌市のルールで燃えないゴミでした。

どんどん解体していきます。

給水栓の様子です。

重労働の末、電気温水器を撤去できました。
お湯を抜いても本体重量が60kg近くあるのに加え、高さ2m以上、各ドアギリギリの幅もあって、四苦八苦しました。
玄関から一番離れた場所だったこともあり、立てたり倒したり回したり、毛布を下に敷きながら何とか引きずり出しました。

設置場所はコンクリートの土間です。
アンカーなどで固定してあると思っていましたが、ただ置いてあるだけでした。
固定してあれば地震の被害も軽く済んだのかなと思います。

外に引きずり出した電気温水器です。

解体して分別していきます。

金属はマッテクじゅんかんコンビニ24に持ち込みました。
大部分ステンレス、その他銅の配管、全部で67kg、リサイクルに貢献です。
保温材のグラスウールは札幌市のルールに従い、燃えないゴミで処分しました。

給湯・給水の配管は天井裏から回してあるので、適当なところで銅管を切断しました。
上の写真左から、水道直圧の水、減圧の水、減圧のお湯です。
電気温水器は必ず減圧が必要で、合わせて水も減圧されていないと混合が難しくなります。
事前に直圧の水を止めて各蛇口の水は減圧側から来てることを確認したので、直圧の水はどこに繋がってるかは不明でしたが、一応両方に直圧の水を給水します。

灯油ボイラーを取り付けました。
ボイラーは直圧式、通販で約8.3万円でした。
配管は仮にフレキ管接続とし、リフォーム業者に別途依頼の壁紙クロス・クッションフロア張替え時に一旦撤去します。
天井からの配管接続には銅管用火なし継手を使いました。
フレキ管一式はツバ出し工具など含め1万円少々かかりましたが、いつか塩ビ管+断熱材に交換の予定です。

壁紙クロス張替え後の様子です。

クロス・クッションフロア張替え後の様子です。
灯油タンクは長年保管してあった室内用90リットルタンクとしましたが、屋外に適当な灯油タンク設置場所がなく、当面これで運用していきます。
灯油ボイラーには、灯油を加熱・気化させる電力も必要で、月約2千円を見込んでいます。
灯油代も合わせて、電気温水器に要した電気代の約半額となる見込みです。
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