2026/08/10、N-VANのCVTオイル・ストレーナー・フィルターを交換しました。
N-VANは2026年4月に中古で購入したもので、2019年4月登録、走行11.5万kmです。
メンテナンスノートによると、CVTオイルは5万km(シビアコンディションでは4万km)ごとに交換となっています。

上の写真は、運転席ドア内側に貼られていたもので、7.6万kmのときにCVTオイルを交換したようです。
そろそろ交換時期であることと、Nシリーズはエンジン周りよりも、CVT関連のトラブルが多いようなので、走行11.5万kmも考慮し、ストレーナーとフィルターも交換することにしました。
準備作業
ジャッキアップして、フロントを馬に乗せますが、車が動かないよう念入りに対策します。

自宅前の舗装は、写真の手前側が水切り勾配程の傾斜で低くなっており、これでフロント側を持ち上げるとサイドブレーキだけでは不安を感じます。
車の後ろ側は歩道・車道なので、万が一にも後退することがあってはなりませんし、自分自身もただでは済まないかも知れません。


そして、今回の作業の最大の障害は風です。
オイルパンを外した後は、オイルがポタポタ滴るなかでの作業です。
風があってはオイルがあちこちに飛び散って始末に悪く、また自分にも降りかかることになります。
ただのオイル交換でさえ、風のある日は避けたいです。
立派なガレージがある人が羨ましいです。
CVTオイルや交換部品は5月中に手配済みでしたが、風速の予報や時間帯を気にしつつ、仕事の休みと弱風の日が合わず、ついに真夏の暑さの中での交換となってしまいました。
予報の北西の風に合わせ、自作カーポートの下の隙間に手持ちのあらゆる板を並べ、防風対策をします。

アンダーカバーとフロントの部材を支えるステーのようなものを外します。
アンダーカバーはクリップ3本と10mm角ボルト1本、フロント支持ステーは14mm角ボルト4本で固定されています。
この日は風がやや強く、CVTオイルをドレンから抜けるだけ抜いて、準備作業完了とします。
その状態で時間を置くことで、内部のオイルがオイルパンにさらに下がり、作業中の滴りが少しでも軽減できればと思いました。
バルブボディーの取り外し
翌早朝から本作業開始です。
狙いどおり風も弱く、カーポート下の隙間を塞いだこともあり、ほぼ無風で作業できます。
前日抜けるだけ抜いたにも関わらず、ドレンボルトを外すと結構なオイルが出てきました。
オイルパンを締めている10mm角のボルト12本を抜き、オイルパンを外します。
ボルトは全て同じ長さでした。
オイルパン内にも結構なオイルが残っているので、水平を保ったまま慎重に下ろします。

オイルパンを外し、さらにストレーナーを外した内部です。
まず配線を外しますが、これにかなりの時間を要しました。
黄〇印と赤〇印のコネクターを外します。
いきなり外そうとすると、配線がつっぱるところもあるので、余裕のあるところから順次外し、配線に余計な力がかからないように気を付けます。
赤〇印のコネクター外しは難航しました。
ロックをリリースする爪が下から見えにくく、感と手探りで、小さいマイナスドライバーや、先を曲げたピンセットで何とか。
緑〇印のコネクターステーを、前の方(写真では上の方)に少しずらします。
緑〇印は、車体上方にロックをリリースする爪がありますが、直接見えず、隙間が狭く指で押しにくいためこれも難航しました。
配線が干渉して完全には外せませんが、少しずらして青〇印のボルトを外せればいいです。
青〇印3本のコネクターフック・白いアース線を締めていたボルトは、10mm角で同じ長さでした。
なお、後で気づきましたが、上の写真の右側系統の配線は必ずしも外す必要はないかも知れません。
青〇印を抜くことで、配線は2つに分離されました。
ただし、バルブボディー側には配線が付いたままになります。
もし、再度バルブボディーを外すことがあればですが、赤〇印のコネクターが非常に外しにくいため、写真の右側系統の配線は付けたままにしようかと思います。

車体左側の、シフトチェンジのレバーとリンクして、スライドする棒です。
再度組み付ける際に、赤〇印のクリアランス具合を確認します。
写真はパーキングでの位置です。

バルブボディーを固定しているボルトを外します。
上の写真の赤〇印は車体前方3本のボルトです。

上の写真の赤〇印は車体後方3本のボルトです。

これらバルブボディーを固定する6本のボルトは全て10mm角ですが、長さが違うため、取り付け時には同じ場所に組み付ける必要があります。
ボルト6本を抜いても簡単には外れず、小刻みに揺らしながら少しずつ下に引き抜く要領で、重量もあるので注意して進めます。
最後に突然抜けて、バシャっとオイルが出てきます。
ガイド管などの部品が飛ぶ可能性があるので、特に慎重に少しずつ下げます。

バルブボディーを外したところです。
上の写真の赤〇印がフィルターです。
赤矢印をラジオペンチでつまんでクリップを外すと、フィルターを引き抜けます。
このとき、またバシャっとオイルが出てきます。
青矢印はシフトレバーとのリンクです。
黄矢印は長いパイプで、上下にOリングが使われていますが、今回はOリングの数が足りず交換せずです。
引き抜いてバルブボディー側に差し込むか悩みましたが、上の本体側に残したままにしました。
緑矢印は、引き抜いてゴムパッキンを交換し、バルブボディー側に挿しました。

ここまでで抜けたオイル全量は4㍑少々です。
ペットボトルに入れると真っ黒に見えます。

フィルター以外の外した部品です。

オイルパンの磁石の様子です。
写真の下の方は、マイナスドライバーでこすってみた跡です。
目測ですが、2mmぐらいの厚さで鉄粉が付いていました。
パーツの交換とオイルレベル確認
準備した交換部品は以下のとおりです。

・オイルパンガスケット 21814-R9L-003
・ドレンプラグワッシャ 90471-PX4-000
・ドレンプラグワッシャ 94109-20000
・CVTストレーナー 25420-5YV-003
・エレメントフィルター 25450-PWR-003
・インターナルサークリップ 90602-PWR-000
・Oリング 91303-PWR-003
・Oリング 91308-PA9-003 ×2個
・Oリング 91311-PA9-004 ×6個
?パッキン 90471-580-000
?Oリング 91308-5LJ-003
上記リストの下2つは使う場所が見当たらず、結局余りました。
上の写真では黄×印と赤×印です。
そして、不足だったのが細いパイプ用のOリング(91311-PA9-004)です。
6個準備しましたが、4個不足していました。
まあ、Oリング類は必ずしもまだ交換の必要はないのでは?と思っていたので、ストレーナーとフィルターさえ交換できれば良いと思っています。

部品を交換しながら元に戻していきます。
風が強くなっていく予報なので、砂埃が付かないよう、最短時間でさっさと作業を進めます。
まずはフィルターを取り付けます。
フィルターには大きめのOリング(91303-PWR-003)を予め取り付けます。
上の写真は新旧の比較です。

黄矢印のパイプ3本のOリング上下は交換しましたが、赤矢印のパイプは今回はOリングの数が足りず交換せずです。
緑矢印は位置決めのガイド管のようなもので、長さはバラバラの3本がありました。
内1本は緑〇印の様に、すぐ脇に外れた状態になっており、最初はどこの部品かわからず焦りました。
青矢印はシフトレバーとリンクする箇所です。
パーキング位置では写真の右側に最も引き出した状態で、場所を変えないように戻す必要があります。

Oリングを交換し、ガイド管類も元の位置に差し込んだ状態です。
バルブボディーには、特に鉄粉の堆積も見当たらず、オイルにも透明感が残っており、それほど悪い状態ではないように見えます。
このままパイプ類の位置を合わせ、外したときと同じように、少し揺らしながら少しずつ上に押し込んでいきます。

バルブボディーはまずまずの重さもあるので、穴の位置を合わせながら頑張って上に押し付けます。
何とか嵌れば、バルブボディーを固定する6本のボルトを、元の位置に間違えないよう差し込み、締め付けます。

配線を元に戻します。

ストレーナーの新旧比較です。

ストレーナーを取り付けます。

オイルパンを取り付けます。
ここまで、先人の皆様からの情報によると、各締め付けトルク(単位:N・m)は以下のとおりでした。
ストレーナー 12
バルブボディー 12
オイルパン 13
オイル抜きドレン 49
オイル注入ドレン 44
フロント支持ステー 39

オイルの注入口からHCF-2を入れます。
灯油用の手動シュポシュポポンプを使いましたが、事前に抜いた古いオイルでシュポシュポし、灯油の残りやホコリなどをクリーニングしました。
HCF-2の4㍑缶から直接入れたため色はよく見えませんでしたが、ほぼ透明で、薄いピンクか薄いオレンジ色のようでした。
最初は注入口から溢れるまで、だいたいですが3.5㍑近く入りました。
その後、軽くドレンを閉めて、エンジン始動、シフトレバーを各位置に動かしてエアーを抜きました。
最初、Rに入れたときは、ギュギューのような大きめの音がして焦りました。
多分、バルブボディーよりも上の方にCVTのベルト部分があり、そこのオイルも抜けてしまったため、本来オイル漬けでの動作が前提のはずが、金属同士が直接擦れたためなのかと思いました。
下からオイルが吸い上げられたのか、少しすると(気持ち的には長かった)異音はなくなりました。
その後、再度注入口からオイルを足すと、残り全量を入れても注入口から溢れてきませんでした。
ジャッキアップや舗装の勾配で前が上がっていることもあるかと思い、少し走ってから量を確認することにしました。
ほぼ水平な駐車場へ行き、ハンドルを左いっぱいに切り、ドレンを抜いてもやはり出てはきません。
注入口の穴からハンドライトを照らしてもよく見えませんが、だいたい入っているようだと判断しました。
注入口からマイナスドライバーや小指などを入れてみて、注入口と全くの同一レベルではありませんが、2mmぐらい低い程度かと。
どう見ても5mmまでは低くはないので、量はこのまましばらく様子を見ることとしました。
基本的に減るものではないはずなので、1万kmに1回ぐらい確認すればよろしいかと。
これまで、高速・一般道合わせ約300km走り、特に異常は感じられません。

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