ワイパーのゴムが劣化して固くなってきたのか、ビビりがすごくなってきました。
ガラスに押し付けるバネの力が強いので、ビビり音もすごく大きく困ります。
ビビり止めを塗ってみましたが、ほぼ改善せず交換することにしました。
車は 2010年 BMW X1 xDrive25i ABA-VL25 E84 です。
純正のワイパーブレードの形状はエアロタイプで、高速走行時の浮き上がりを防ぐため、ワイパーゴムの「フィン」が風圧を受けてフロントガラスに押し付けられるようになっています。
ですが、国内の高速道路で、しかも雨の中そんなにスピードを出すこともないでしょうし、もともとガラスに押し付けるバネの力が強いので、空力の補助まで必要ないでしょう。
ということで、市販のものから近い形状のものを探して、ゴムだけ交換することにしました。
純正のブレードは、ワイパーゴムを2枚の湾曲したステンレスプレートで挟み込み、両端のキャップと中央のワイパーアーム取り付け部で押さえられています。
両端のキャップは、ステンレスプレートの両側をペンチなどで強く挟むと、ゴムが潰れてリリースされる構造です。片側だけ外せばゴムの交換が可能です。
ブレード中央のアームに取り付ける部品も同様、その周辺をペンチで強く握れば外れます。
もともと付いてたブレードのゴムの長さは、運転席側で約595mm。
助手席側で約440mmでした。
ブレード長の公称値は、運転席側600mm 助手席側475mmです。
ビビりに関するネット上の評価も参考にしつつ、市販ゴムの中からNWB製の8mm幅、AWタイプを選定しました。
先端、後端部はカットして使うので、長めのゴムを準備します。
先端部です。付属のステンレスプレートは使わず、元の湾曲したプレートを使います。
後端部です。
新旧ゴムの断面比較です。旧ゴムにはフィン(青矢印)が付いています。
あと、ステンレスプレートで挟まれる部分のゴム幅が、旧ゴム(赤矢印)よりも新ゴム(黄矢印)の方が僅かに狭いです。
このため、両端のキャップやアーム取り付け部品に若干の遊び(黄矢印)が出ます。
よ~くまじまじと見たり、分かってる人は、フィンが無いのに気づくかも知れませんが、普通に乗る限りでは違いに全く気づかないと思います。
肝心のビビりは解消、拭き取り具合も問題なしで、すごく快適になりました。
両端のキャップやアーム取り付け部品に若干の遊びがあるので、最初は万一のために冬用ワイパーを積んで走りましたが、走行中に外れて飛んでく心配はなさそうです。
雨の中も長時間走りましたが問題なしです。
ゴムは近くのトライアルで2本1,400円でした。これなら毎年交換してもいいでしょう。
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