札幌陸運支局へユーザー車検に行ってきました~様式アップや失敗事例

車メンテ

2016年10月19日、札幌陸運支局へユーザー車検に行ってきました。自分で陸運局に持ち込むのは、だいたいですが10回目ぐらいだと思います。

私の場合、節税のため構造変更で4ナンバーにしているので、毎回本当に面倒です。しかし、構造変更などせず普通の場合だと、ユーザー車検そのものは簡単に済みます。

ただ、必要な点検・整備は責任を持って、自分で行うなり外注するなりして、安全に走行できる状態に保ちましょう。

まずは予約

車検を受ける日が決まったら予約を入れます。

ネットで2週間前の24時から予約開始です。札幌での状況しかわかりませんが、すぐにいっぱいになってしまいます。基本的には夜中まで起きていて、24時を回ったらすぐに予約を入れます。

翌日はやや睡眠不足となり、昼食後は眠くなってしまいます。
ですが、この時間帯を予約せずに寝過ごしてしまうと、翌朝には1ラウンド目はほぼ確実にいっぱいになっています。24時に目覚ましをセットして仮眠しますが、何度も失敗しています。
チャレンジしたことはありませんが、当日朝のキャンセル待ちもあるようです。

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上の用紙に書いてあるとおり、当日は④番窓口で自動車検査票と重量税納付書を取って、入ってすぐ左側にある陸運協会案内窓口でお金を払う書類、印紙、証紙など一式を購入するのがスタートです。
窓口のおばさんは慣れているので、車検証を渡すだけで重量税その他総費用も教えてくれるし、印紙や証紙も貼ってくれるはずです。

継続車検に必要な書類

基本的に、下の画像の1~6までは揃える必要があります。8については経験がないのでよくわかりません。
7は無くても「後整備」になるだけで、車検そのものは通りますが、私は一応毎回提出して「前整備」で通しています。

このうち、1~3は当日その場で入手して記入できる書類ですが、当日は何かとバタバタするので、受験するときに翌年の分の用紙も持ち帰り、前日までに家で書いてから車検に出かけています。

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では、ひとつづつ見ていきます。

自動車検査票

私が先日受験した際書いたものと、札幌陸運支局の記入台に貼られている記入例をアップしておきます。

この用紙は陸運支局に置いてあり、その場で書くこともできますが、私は車検のときに翌年の分を持ち帰り、家で書いてから検査に行っています。

この用紙はコースに入ってから、検査官が記入したりハンコを押したりするので、だいたいの人はバインダーに挟んでコースを回っていますし、私もそうしてます。

各種検査が終わった後に、用紙の左端をテスターに差し込んで、バチンッと自動で検査結果が印字される場面が2~3箇所あります。

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自動車重量税納付書

こちらも陸運支局に置いてあり、その場で書くこともできますが、毎年翌年分の用紙を持ち帰っておき、家で書いてから検査に行っています。

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継続検査申請書

こちらは札幌陸運支局の場合、入ってすぐ左手にある「陸運協会案内窓口」で30円で購入する様式です。少し厚手のOCR用紙です。

今回ここで朗報を聞きました。平成29年1月からは普通紙になり無料になるとのことです。
以前から、なんでこんな紙を30円出して買わないといけないのか疑問に思っていましたが…。

上の方のピンクの枠内は鉛筆で記入しますが、それ以外、住所、氏名を書く欄はボールペンです。
車検で唯一印鑑が必要な書類です。

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自動車検査証

いわゆる車検証です。普通は車のダッシュボードに入れてあるでしょう。万一、紛失している場合は、事前に陸運支局で再発行してもらう必要があります。

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自動車税納税証明書

毎年5月に支払う自動車税の支払い証明書で、領収印のあるものが必要です。4月1日時点の所有者が税金を納めたという証明になります。

せこい話ですが、私はしばらくの間自動引き落としにしていたところ、数年前からセブンイレブンでnanaco払いにして、ポイントをもらうようにしています。

車検とは関係ありませんが、固定資産税も同時期にnanaco払いに切り替えました。

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自動車損害賠償責任保険証明書

こちらは車検を受ける時点から車検の満期までがカバーされている必要があります。すなわち、一般的には新旧2枚が必要です。
通常なら車検時点の日がカバーされている方(旧)はもうすぐ期限切れになるはずなので、同日から2年間(私の場合は貨物なので1年間)の証書(新)が必要です。
予め保険に加入し、当日持って行きます。

私はジェームスでクレジットカード払いにしています。
ディーラーでもやってもらえますが、そこで車検を取るわけでもないので何だか申し訳ないのと、現金払いになってポイントがもらえないからです。

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定期点検整備記録簿

こちらは車に付いている点検記録簿をコピーして使うか、ネットにアップされている様式を探して使います。
事前に車を点検し、状況を記録しておきます。記入例をアップしていますが、私の車はディーゼルであるため、対象外の項目がいくつかあります。

それから、アップしている様式は「自家用乗用車等・別表6」で、5or3ナンバーならこれでよろしいですが、私の場合は貨物なので「自家用貨物車等・別表第 5」でなくてはいけませんでした。
今回の車検で様式の誤りを指摘され、車検証をよく見ると「点検整備記録簿記載なし」となっており、後整備で処理されたのでした。まあ、後整備でも通るので問題ないのですが…。

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検査に際しての注意事項

陸運支局に置いてある紙をアップしておきます。事前に目を通しておくとスムーズに進むと思います。

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車検にかかった費用

今回の車検にかかった費用は、平成10年ディーゼル2,200cc貨物車という条件で以下のとおりです。

項目金額備考
自賠責17,270
重量税13,200
検査手数料1,700
OCR用紙30
32,2001年当り

仮に、5ナンバーで登録した場合、平成10年ディーゼル2,200cc乗用車という条件では以下になるはずです。違ってたらすみません。

項目金額備考
自賠責27,840
重量税50,400
検査手数料1,700
OCR用紙30
79,9702年当り

まあ、年当り換算でもたいした差ではありません。毎年車検は面倒でもありますし。

これに、自動車税を加えてみると次のようになります。
まずは現在の貨物登録です。

項目金額備考
車検32,200
自動車税17,600
49,8001年当り

次が乗用登録の場合です。

項目金額備考
車検79,970
自動車税99,00049,500/年
178,9702年当り

この差が大きいので貨物で登録し、面倒でも毎年車検でがんばっています。
ただし、貨物登録に変えることができるのは、荷室スペースの各種条件を満足できる平成11年車までです。

これまで再検査となった失敗事例

最後に、これまでの失敗事例をあげておきます。
ですが、再検査になってもその日のうちなら何度でも受験できるので心配は不要です。そのためもあって、朝一のラウンドに予約を入れる方がいいと思います。後日の再検査になると、検査料が別途かかり、さらにまた休暇っていうのも取りずらいですよね。

再検査の際には、コースの入り口に検査項目を選択するボタンが付いているので、それを押してからコースに進んでいきます。

コース内で追い越すことはできないため、どうしても全部受ける場合と同じだけ時間がかかりますが仕方ありません。まあ、最大でも30分ぐらいでしょう。

サイドスリップで再検査となった

原因は少しスピードが速かったからかな?と思っています。
注意事項には「ゆっくりと」と書いてあり、他の車の早さを見ながら、だいたい歩く程度かなと思っていつも受けていましたが、その日はギアをDに入れてブレーキを全く踏まずにクリープに任せて進んでみた結果、少し早歩きぐらいのスピードになりました。
結果、再検査となりました。以後、少しだけブレーキを引きずる程度に踏んでいます。

ブレーキで再検査となった

マルチテスタでは、スピードメータ、ヘッドライト、フットブレーキ、サイドブレーキの検査を、次々とテスタの指示に従って進めていきます。
この指示の切り替えスピードが結構早く、指示の出る電光掲示板に注目して遅れないようにやっているつもりですが、年に一度の頻度では、何度受けても慣れないものです。
フットブレーキを踏む、ギアを○○に、サイドブレーキを解放する、フットブレーキを離す…、のような指示が次々に出ます。
車輪をローラーに乗せ、車は進まないけど40kmまでアクセルを踏むなど、普段やらないような操作もあります。

黒煙検査で再検査となった

ディーゼル車の場合、黒煙検査があります。検査官がフルアクセルで2秒間空ぶかしするという、エンジンにとって最高によろしくない検査です。車種によって25~50%の規制値が設定されており、私の車の規制値は40%、ちなみに今回の検査では33%と言われました。
この数値が3回ほど繰り返し検査してもクリアできず、再検査になったことがあります。
そのときは確か3コースに入るように言われ、検査官がコース入り口の機械で測定するとあっさり合格でした。
しかも、確か空ぶかしはしなかったような気がします。そのときは、最初からこれでやらせてくれたらいいのになと思った記憶があります。数年前の記憶なので違ってたらすみません。

最大積載量のシールを貼っていなかった

これは単なるミスです。車を入れ替えた際に貼るのを忘れてました。
検査官に陸運支局の北西側にある○○?協会で販売していると言われるので、そこで購入、貼り付けて再度並ぶだけで済みます。

2列目シートのリクライニングをロックしていなかった

これも単なるミスです。
構造変更で貨物車にしていると、荷室スペースの常時確保のため、3列目のシートは撤去、2列目のシートは前後のスライドとリクライニングをできないようにする必要があります。
2列目シートのサイドにあるリクライニングのレバーはロックしていましたが、2列目シートの後ろに付いている、3列目シートに座る人が足で踏んで2列目シートを前に倒すペダルがロックされていませんでした。
このペダルを踏むと、2列目シートを前に倒すだけでなく、後ろに倒してリクライニングもできてしまうためダメとのことでした。
この時だけは、一旦自宅に帰ってシートを外して作業を行う必要があったため、再検査は午後になってしまいました。

以上、長くなりましたが何かの参考になれば幸いです。

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