春のタイヤ交換のとき、ブレーキホースの亀裂を発見してしまいました。
右前上側ホースのホイール側の様子です。写真は取り外してから撮影しています。
調べてみるとすぐにブレーキが効かなくなるということはないようですが、走行距離も約20万kmとなり、なんだか気になるので交換を決めました。
ブレーキホースを固定するナットのサビの状況から判断して、たぶん製造後一度も交換されていないだろうと思われます。
全輪のホースを点検したところ、亀裂が発生しているのは右前上側1本だけでしたが、他のホースもきっと寿命が近づいていると判断し、1台分全部交換しました。
ブレーキホース、ワッシャー、フロントブレーキパイプ、ブレーキフルード、フレアナットレンチなどで約1万円かかりました。
問題のホース、右前輪上側ホースの車体側にも亀裂が見られます。
濡れたように見えるのはネジを弛めるときに使ったCRCが付着しているからです。
交換は、緩めるのに苦労すると思われた、後ろのセンターから始めました。
下回りの錆がひどいので、1週間前にフレアナットレンチをかけて弛められるか試してみたところ、このホースのナットがひどく錆びて固着しており、あまり力を入れるとなめてしまいそうだったため、CRCをたっぷり吹き付けて放置しておいたものです。
今日ナットがなめてしまったら、最悪このホースは交換しないことに決めていました。
さて、気合いを込めて、クッと一気に力を加えると、バキッ!、やった!弛みました!
ブレーキフルードも滲んできました。
続いてデフ側のネジも無事弛みました。
後ろのセンターは交換成功です。
新しいホースのデフ側の様子です。
続いて、後ろの車輪側左右2本のホースです。こちらは予め弛むことを確認してあるので、交換は楽勝です。
それぞれ、左後ろ交換前、クリップの様子、右後ろ交換後の様子です。
次は前輪の作業に移ります。
それぞれ、右前上側のホース交換後、右前下側のホース交換後、及び右前交換後全体の様子です。
ちなみに、赤い矢印のナットが固着していたのと、それにつながる金属のパイプの錆がひどく、無理に回すとナットがなめてしまうか、パイプをねじ切る可能性があったため、この黄色い矢印の金属のパイプもあらかじめ取り寄せて、交換作業に望みました。
1週間のCRC漬けのあと作業に望みましたが、案の定、ナットがなめてしまい、弛めることができませんでした。やはり、パイプも取り寄せておいて正解でした。
こちらは外した部品全部です。
前輪左右上側および下側のホース計4本、後輪中央デフ付近1本、後輪車輪側左右計2本、ホースは合計7本となります。
それから、キャリパーとの接合部の銅製のワッシャー4輪×各2枚=計8枚です。
それと、キャリパーのエアブリーダキャップ4個と、ブレーキフルード1リットル、前輪の上下のホースをつなぐパイプ2本です。
交換が終わったら、4輪のブレーキのエア抜きを念入りに行います。
右がエア抜きで抜いたブレーキフルードで、左が最初の方に後輪から抜いたフルードです。
後に抜いた右側より少し汚れが濃く見えます。
ブレーキホースを交換してみても、ブレーキの効きは全く変わりませんが、安心感は増大しました。
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