前の車、平成9年KD-CXR20Gは、エンジンブロックにクラックが入り、シリンダー内に水が入るようになってきたため廃車とし、今度もまたまた平成7年KD-CXR20Gに入れ替えました。
ネットによると、エンジンブロックの強度不足はこの車種の欠陥らしく、エンジンブロックにクラックが入り、シリンダー内に水が入る症状が多数報告されています。
今回の車は、年式は古いですが走行5.5万kmなので、大分長持ちすると信じたいところです。
私の希望は、このエンジン2.2㍑3C-TEではなく、ハイエースなどに搭載されている3.0㍑1KZ-TEが欲しいんですが、家族に「見た目」で却下され、やむなくエスティマを乗り継いでいます。
エミーナ、ルシーダは、ガソリン2台、ディーゼル2台で、計4台目となります。
さてこの車ですが、最初の頃はブレーキの調子も良かったのですが、製造から15年も経つとあり、だんだんとジャダーが出てきました。
このため、ディスクを交換することとしました。
今度の車は、後輪はドラムで、シューの残量もまだ十分なので交換の必要はありません。
前2輪のディスクとパッドを交換します。
左前輪の様子です。
ディスクの外側には特に異変は認められません。
キャリパーを外して、ブレーキホースに負担がかからないように注意して、サスペンションにぶら下げます。
この辺は、以前の記事「ディスクブレーキローター交換」にもう少し詳しく掲載しています。
外したディスクの外側は問題ありませんでしたが、
内側はこんな感じなっており、ディスク面の一部しかパッドと接していないことがわかります。これでは効きもイマイチのはずです。
外周と内周は錆などで凸凹になっており、これがジャダーの原因だと思われます。
ディスクを研磨に出せばまだ使えるはずですが、研磨費用よりも新品ディスクを買う方が安くあがります。
研磨するためには、車両を持ち込んで脱着費用を払うか、ディスク単体を自分で持ち込むための交通費が別途必要になるからです。ディスク2枚でも結構な重量なので自転車ではちょっときついでしょう。
外した部品の全てです。タイヤを外す以外は、基本的にはネジ3本を外すだけです。
なぜか、引きずり防止のスプリングが入っていなかったので、一旦作業を中断。急遽部品を取り寄せて、改めて交換作業を再開しました。
まあ、無くても大きな影響はないとは思いますが。いままで何も異常がなかったわけですし。でも気分的には付けた方がいいです。
浮動式のキャリパーは、どうしても内側のパッドが早く減ります。そのため、いつもスライドピンのグリースアップを念入りにしています。
スポーツ車のキャリパーは対向ピストンが採用されていることが多いので、こうはならないと思われます。
今回付けるディスクローターです。
ローターを取り付けたところです。
ディスクはタイヤのホイールと共締めされることで固定されます。したがって、タイヤをつける前は、ただはめるだけなので、1箇所ナットを取り付けてぐらつかないようにします。
引きずり防止のスプリングの力で、パッドが外れてしまうため、クランプで端の方を少し押さえておき、キャリパーを半分被せてからクランプをはずすとスムーズに作業が流れます。
続いて右前ディスクです。外側はこちらも問題ありませんが、
内側は左側と同様、錆や凸凹がひどく、パッドとは部分的にしか接していない状態です。
取り外した全部品です。
右側には引きずり防止のスプリングが入っていましたが、左側を取り寄せるついでに新品と交換しました。
パッドの減り方も左側と同様で、内側の減りが大きいです。
クランプを活用してキャリパーを被せて終了です。
キャリパーサポートを外すとき、結構なトルクで締められているのと、熱やサビの固着などで、手だけではなかなか回せず、インパクトレンチを使ってやっとで緩められます。
あと、作業スペース的な制約もあって、なかなか思ったように力が入れられないこともあります。
それ以外は単純な作業で、特に難しいことはないです。
交換の結果、ブレーキのフィーリングは劇的に改善しました。
もちろんジャダーは解消、効きも向上、何より微妙なコントロール、特に止まる直前などの感じが格段に良くなりました。
ブレーキとは関係ありませんが、この車もATFを20㍑買って少しずつ交換、汚れを薄めてみました。もっと詳しい内容は、以前の記事「ATFとATFクーラーパイプを交換しました」に書いてあります。
今回はオイルパンは外さず、ATFクーラーのパイプも交換していません。
右から古い順に並べてありますが、よく見ると左側にいくにつれ、若干本来の赤ワイン色に近づいているのがわかる程度です。
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