2007年夏~ディスクブレーキローター交換

車メンテ

4年前にパッドの摩耗が限界に達したときに、後輪のローターも錆びまくりで、少しジャダーも出ていたところ、そんなに距離も乗らない予定だったので、パッドの交換のみで済ませていました。

しかしその後、ジャダーはあまり悪化しませんでしたが、かなり強く踏まないと止まらなくなってきましたので、車検を取ったのを機に思い切ってローターを交換しました。
パッドの残量はあるものの、段付きで減っているので同時に交換です。
部品代は全部で3万円です。

ジャッキアップしてタイヤを外す

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前輪を作業しやすい方向へ向けるために、前輪の作業は両方のタイヤを浮かせて行います。ジャッキアップは面倒ですが作業がはかどります。
後輪の作業は方輪ことに行いますが、サイドブレーキを忘れずに解除しておきます。

キャリパーを外す

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前輪は下の1本のボルト(赤矢印・14mm)で固定されているだけで、上はボルトではなく(黄矢印)、ただ棒にはまっているだけです。

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今回はスライドピン(赤矢印)も交換したかったので、予め交換部品を手配しました。写真がピンボケですね(汗)。
フローティング式のキャリパーは、左右にスムーズに動かなけれは、内側のパットばかりがディスクに強く押しつけられ、パッドの減りが早くなりますし、ブレーキの効きも悪くなります。

4年前にパッドを交換したとき、このピンがやや固着しており、内側のパッドの摩耗が早く進んでいたことから、今回はこのピンを交換してみたいと思っていました。
4年前にもグリスアップしましたが、やはり固着気味になっています。

スライドピンを新品に交換してグリス(ゴム製ブーツを侵さないように耐熱シリコン)も入れ替えましたが、少しは滑りが良くなったものの、期待したほどスルスルは動きません。まあ、こんなものなのかも知れません。上側のただはまってる方はかなりスルスル動くんですが…。

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後輪のキャリパーは2本のボルト(赤矢印・14mm)で固定されています。

キャリパーサポートを外す

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パッドだけの交換なら、キャリパーを外すだけでできますが、今回はローターも交換なので、キャリパーサポートも外す必要があります。
キャリパーサポートは、2箇所のボルト(赤矢印・17mm)で固定されています。

キャリパーはパッドを介してディスクを挟むだけなので、構造上大きな力はかからず、固定しているボルトも小さいトルクで締められています。

しかし、キャリパーサポートには、パッドがディスクを挟むことで発生する、同じ方向に回ろうとする力を受け止めなければならないため、大きな力がかかります。

したがって固定しているボルトも、車体のサイズにもよりますが10kg・m程度のトルクで締められており、さらに錆びによる固着も相まって、緩めるのにかなり苦労します。
私は、タイヤ交換を楽したいと思って買ったインパクトレンチを使って、やっと緩めることができました。安物でしたが役に立ちました。

新旧パッド・ローターの比較

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右前パッドの新旧の様子です。やはり内側のパッドの方が減っているのがわかります。
走行距離が少ないため、旧パッドの厚さはまだ残っていますが、ディスクの凹凸に合わせて段付きで減っているので交換します。

ビニール袋に入っているのがディーラーで取り寄せてもらったスライドピンです。

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そしてこちらは右後のパッドです。
あまり減っていないように見えますが、内側の段付きが著しいです。

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右前ローターの外面の状態です。

ローターはホイールと共締めされているだけなので、タイヤを外せば何にも固定されていないことにはなりますが、さび付いていてなかなか取れません。

ハンマーでいろんな所を叩いても外れず、しまいには内側から外側方向へ、近所迷惑もかえりみずガンガン叩いてやっと外れました。

外側のパッドとの接触面の状態はまあ普通かと思います。外周側にサビの固着が見られますが、概ね均等にパッドとディスク面が接触しています。

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ところが、内側のサビは激しく、パッドの中央付近しか金属に接触しておらず、段差が付いて減っています。これではブレーキの効きも悪くなります。全般的にディスクの内側がサビやすいようです。

前輪のローターは4年前はこんなにひどい状態ではありませんでした。

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左前ローター内側とパッド及びキャリパーサポートの状態です。

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続いて、右後ローター内側とパッド及びキャリパーサポートの状態です。

後輪ロータは外側も結構錆びており、4年前から少しジャダーが出ていた状況です。

後輪のローターにはサービスホールがあるので、これに6mmのボルトをねじ込んで行けば、ハンマーでガンガンやらなくても落に外せます。前輪にもサービスホールがほしいところですが、なぜ後輪にあって前輪にはないのか不明です。

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左後ローター内側とパッドの様子です。

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後輪のローターを外した内部です。
サイドブレーキのシューなどが見えます。
この春、サイドブレーキ一式が錆のためにだめになって、ワイヤー、シュー、リンクなど一式をディーラーで交換してもらったら約7万円かかりました(涙)。

新しいローター・パッドを取り付ける

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新しいローターを付けます。
ただホイールのボルトに入れるだけであり、何かとグラグラして不安定なため、後の作業をしやすくするためナットで軽く仮止めしておきます。

そしてキャリパーサポートを取り付けます。取り付けるボルトは10kg・mが指定されています。
本当はこのとき、トルクレンチを用いるべきところですが、1mの単管をラチェットレンチにはめて、その先端付近を10kg程度の力で押して、必要なトルクで締めたことにしました。

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パッドの準備も進めます。
古いパッドに付いていたステンレス製の薄い板状のものを、ブレーキクリーナーできれいにします。

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薄い板状のものにブレーキグリースを薄く伸ばし、パッドの裏面に貼り付けます。
ピストンやキャリパーに当たる各部にもブレーキグリースを塗っておきます。
この辺の作業を怠るとキーキー鳴ると言われています。

さらに、パッドとキャリパーサポートが接触する部分にも、最も力がかかる場所なので、一応ブレーキグリースを付けておきます。

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キャリパーをはめる前に、ローター1枚とパッド2枚の新旧の厚さの差分だけ、ピストン(赤矢印)を押し戻す必要があります。写真がピンボケですみません(汗)。

ちなみに、キャリパーをはずしている間にブレーキペダルと踏むと、ピストンが思い切り出てしまうので注意が必要です。

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古いパッドを使ってピストンを押し戻しました。

キャリパーのシリンダー部分に、直接クランプで力をかけるのは若干気が引けるところですが…。
キャリパーの外側部分のツメ2本からの反力でピストンを戻す専用工具もあります。

このとき、ブレーキオイルがいっぱいになっていると溢れるのでチェックが必要です。ブレーキオイルは塗装などを侵すことがあります。
ブレーキオイルを抜いたりするのは面倒なので、1輪終了するごとにエンジンを掛けてブレーキを踏んで、交換後のピストンをできるだけ押し出してから次の輪に進んでいます。

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キャリパーをはめようとしているところ。

パッドをキャリパーサポートにはめるだけだと、引きずり防止のバネの力ではずれてしまうため、端部をクランプで押さえておき、キャリパーを少しはめたところでクランプをはずしています。

後輪には引きずり防止のバネはもともと付いていませんでしたが、パッドにはバネを刺す穴が開いていたので、ピアノで自作して付けてみました。

あとはタイヤを付けて作業完了です。

まとめ

交換の結果、ブレーキの効きも良くなりましたが、それ以上にタッチが改善したというか、とてもコントローラブルになりました。
弱く踏む、強く踏むそれぞれで、思いどおりにブレーキをコントロールできるようになったのです。

この作業での一番の難関は、キャリパーサポートのボルトを外すことです。大きいトルクで締められ、さらにサビと熱で固着しています。1週間ぐらい前からCRCを浸み込ませておくと良いかも知れません。

タイヤ交換用のインパクトレンチで何とか外しましたが、いろんな部品が入り組んでいる場所のため、工具を入れるスペースもギリギリでした。
この車種では、後輪はショックアブソーバを外さないと、インパクトレンチを入れられませんでした。

それ以外は特に難易度の高い作業もなく、淡々と進められると思います。
作業は面倒ですが、工賃分の節約の効果は大きいです。今後もDIYで交換していきます。

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