BMW E84 エンジンヘッドへのアクセス

車メンテ

車は 2010年 BMW X1 xDrive25i ABA-VL25 E84 です。
重心をミッドシップに寄せるためか、エンジンはかなり奥の方、特に6~5番シリンダーは乗車室内の方に可能な限りめり込ませており、エンジンヘッド付近のメンテ時には多数の部品を外してようやくアクセスできます。
プラグを交換するにも一苦労だったので、簡単ですがまとめておきます。
様々なトラブルで、かれこれ10回ぐらいは脱着しました。

ボンネットを開けるとこんな感じで、①~⑤までの部品を外して初めてヘッドにアクセスできます。
とにかく面倒ですが、⑤のエンジンカバーを外すには、①~④を外すしかありません。
①~③を外す順番は特になく、どこから始めても問題ありませんが、④と⑤は数字の順番どおりです。

①の左右のカバーは前後2か所の爪で嵌ってるだけで、爪を広げれば簡単に外れます。
でも私はよくわかないまま力を加えて爪を1か所折ってしまいました。

②は室内への外気導入フィルターで、8mmの六角ボルト6本で留められてます。
③には配線3本が格納され、手前に引き抜くことで外せます。
④はボンネット左右までの幅になる大きな部品で、左右8mmの六角ボルト2本を抜き、手前を持ち上げながら前後左右にゆすりつつ手前に引き、ブレーキフルードタンクに多少干渉しながらも取り外せます。
ただ、取り付けるときはゴムパッキンの嵌り具合やブレーキフルードタンクへの当たり具合を気にしつつ、かなり腰に力を入れて前後左右に揺らしながら押し込む必要があります。
この部品は防音にも有効で、外して走ると室内に到達するエンジンノイズの大きさに気づきます。

③の配線カバーを引き抜いたところです。
丸印の3か所の爪で嵌っています。
抜いたカバーを上下にばらすと3本の配線がフリーになります。
配線の長さには余裕がないので、引っ張り過ぎに注意です。
私は、このカバーは引き抜いてから上下に分割、取り付けるときは配線を収めて上下のカバーを閉じてから押し込むのがスムーズだと思っています。

③を外したら、赤矢印の配線を引っ張って外し、黄色丸3か所の留め具を開いて配線を外します。
これで合計5本の配線がフリーになります。

④を外す前に運転席側に付いている、多分外気温センサーと思われますが、予め外す必要があります。
センサー自体は回転させてフリーになるようになっていますが、配線が2か所、外しにくいクリップで留まっています。

他に雨水を流すためのゴム製の部品を連結するためのツマミが左右2か所にあるので、これも外しておきます。
同じようなゴム製のツマミが①のカバーにも留めるようになっているので、取り付け時に忘れないようにします。

ここまで外してやっとエンジンカバーです。
4か所のボルトを5mmの六角レンチで外します。
これはただのホコリ除けなので、取り付け時にもそんなに締め付ける必要はないでしょう。
ここまで外してやっとエンジンヘッドにアクセスできるようになります。

外す部品は全部でこれだけになります。

⑤のエンジンカバーまで外したところです。イグニションコイルなどが見えます。

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